生れ変わるリサイクル
つるし雛って知っていますか? 女の子のお節句。 桃の節句には、地方によってお雛様の横に、 つるし雛というものをつるしてお祝いをするのです。 小さいお人形やさる、みかんやもも、サイフ、 貝、唐辛子、三番叟など、たくさんのアイテムが つるされています。 高価なものになると本当に着物の布を 使っているのです。 着物をリサイクルする・・・という精神は、今に 始まったものではなく、昔から行われてきたことなのです。 リサイクルされてきた着物でも、いつか 着られなくなります。 染みがたくさんできてしまったとか、 完全に古くなってしまったとか。 でも、そういった着物も、しっかりリサイクル できるのです。 着物は反物から作られます。 糸を解けば、大きな布になります。 その布をつるし雛に使ったり、着物を着る際にもつ、 巾着を作ったり。 昔から行われている着物のリサイクルです。 捨てるなんてもったいない! そういった着物をほどいたリサイクルの布は かなり高価な値段で売られているのですよ。 もし、まったく着なくなった着物があったら、 他のリサイクル品に生まれ変わるチャンスを与えて あげましょう。